ネスタリゾート神戸に2017年に初めて宿泊しました。

2019年2/9~2/11と2泊3日しました。

そこで気づいた「ネスタリゾート神戸の儲けの秘密」を解説します。

 

※なおこの解説はあくまで個人的な見解であって実際にネスタリゾート神戸が

行っている経営戦略とは違うかもしれませんがご了承ください。

 

値入ミックスから時間的な「タイムミックス」を考えることがポイント!

 

値入ミックスとは?

販売する商品によって原価率を変えること

 

通常飲食店の原価率は30%

つまり1000円で販売する商品の材料費は300円

 

儲かっていない飲食店

価格を決定するときに「材料費」で決める

 

 

これは材料費が100円だから

330円で販売しよう

 

→すべての商品の原価率が30%

 

お客にとっては「お得感がない」

普通だな・・・

 

儲かっている飲食店は「値入ミックス」する。

戦略的に「集客のための商品」「儲けを出すための商品」を分けて

全体で原価率30%にする

 

例えば唐揚げの材料費が100円だとして99円で販売

これは安い!

 

 

目玉商品があることでお客はその商品を目当てに来る

→集客のための商品は利益がなくてもOK

 

 

他の商品でバランスを取る

例:枝豆の原価50円

 

儲かっていない店は150円で販売

儲かっている店は250円で販売

 

唐揚げで集客して枝豆で利益を取る

→これが値入ミックス

 

ネスタリゾート神戸はこれを「時間軸を考えて戦略的に実行している」

※あくまで私の推測ですが(^_^;)

 

2017年のネスタリゾート神戸は主な遊ぶ施設がプールしかなかった

確かに温泉やグランピングなどの施設もあるがそれだけではインパクト不足

 

そこでしたことは「原価率を無視した食事」

 

※しつこいですが、あくまで私の推測です

 

 

2017年の夕食はイタリアンのバイキングだったが

とにかく質が高かった。

種類はそれほど多いバイキングではなかったが、窯焼きピザやステーキなど

食いしん坊の私が大満足できる内容

 

朝食ではいくらや明太子など原価率の高いものがいっぱい!

 

食事に大満足した私は「もう一度来たい」と思った。

 

 

ネスタリゾート神戸の経営者の考え

「まだこのホテルはできたばかりだから

最初にすることは儲けることより集客だ。

 

リゾートホテルは施設があると集客できるが、

うちにはまだ施設がほとんどない。

 

だから食事を目玉にして集客するんだ。

食事には原価の高い材料をじゃぶじゃぶ使え!

今は儲けを考えるよりも集客してリピーターを増やすことが大事だ!」

 

2018年の夏になると施設が充実してきた。

 

アスレチックやジャイロボード、室内ゲームなど
ただし施設の使用料はかなり高かった

ジャイロボード15分で1500円とか

 

施設は充実してきて面白くなった反面、食事の質が低下した

夕食からステーキはなくなり、朝食からいくらは消えた・・・

「ま、明太子があるからいいか」

 

ネスタリゾート神戸の経営者の考え

「施設はだいぶ充実してきてリピーターも増えてきた。

食事にかかっていた原価をもっと施設の充実に使っていくぞ!」

 

そして2018年秋から驚きの価格設定

2980円で遊び放題!

 

結果として2/9からの3連休にはたくさんの人が!

 

しかし私としては非常に残念に思った

「食事の材料費がめちゃくちゃ落ちている!」

 

朝食から明太子も消え、夕食も原価のかからないチキンとかピザとかばかり

 

ネスタリゾート神戸の経営者の考え

「施設で集客できているし、リピーターもいるから安泰だな。」

 

※何度も言いますが私の想像ですw

 

 

つまり大事なことは「値入ミックス」は商品によって原価率を変えますが

「タイムミックス」は時間的に原価率を変えることです。

 

最初は食事の原価率を上げて集客の目玉にするが

他で集客できれば原価率を下げて儲かる商品にしていく

 

施設も最初作ったときは価格を高めに設定して利益をあげる

ある程度償却できたら価格を安くして集客の目玉にする

 

 

大事なことは

「場当たり的に戦術を使うのではなく、時間軸を考えて何を集客の柱にして

何を儲けの柱にするか考えること」

→集客の柱と儲けの柱を何にするかを変えていくこと

 

補足:今後の問題点

施設を安くしたことで集客はできても「混雑」という問題できる

 

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